胡椒じゃない「島こしょう」、沖縄特産のスパイス「ピパーツ」って何?

沖縄に旅行したとき、もしくは沖縄料理店などで「ピパーツ(ヒバーチ、ピパーチ、ビヤージなどとも)」とラベルに書かれた小瓶を見たことはありませんか? 実はこれ、沖縄特産の「島こしょう」と呼ばれるもの。石垣島や与那国島などでは昔から使われてきた、琉球料理に欠かせないポピュラーな香辛料です。

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シナモンのようなほのかな甘味が特徴

ピパーツの原材料は「ヒハツモドキ」という南アジア原産のコショウ科ツル性木質植物。ヒハツがなまって「ピパーチ」に転じたといわれています。あまり聞きなれない名前ですが、この未熟なヒハツモドキの実を乾燥させ、煎って粉末にしたものがピパーツです。

辛味の主成分はピペリンという普通の「コショウ」に含まれるものと同じですが、シナモンと八角を混ぜたようなほのかに甘い香りと、独特の爽やかな辛味が特徴。いかにも南国らしい華やかな風味は、一度ハマるとやみつきになる人も多いのだとか。沖縄そばと合うのはもちろん、ゴーヤチャンプルーなどの炒めものとの相性も抜群です。

実だけでなく、葉も食べられます。沖縄の人は昔からピパーツの若葉を刻んで炊き込みご飯にしたり、新芽を天ぷらにしたりして食べてきました。また、ピパーツには新陳代謝を促す発汗作用や、健胃・整腸作用などもあることから、沖縄では生薬としても用いられてきたといわれています。

どんな料理に使えばいいの?

ピパーツが合うのは沖縄料理だけではありません。野菜炒めに一振りすればいつもと違う爽やかな辛味がプラスされますし、ラーメンやカレー、パスタのトッピングにして味の変化を楽しんでみても。サラダのドレッシングに加えてもいいし、味噌汁やスープに一振りするだけでも新鮮! 意外なところではスイカにかけてもおいしいという声も。

ふわっと甘い香りと奥行きのある複雑な風味をうまく使いこなすことができれば、料理の幅もぐんと広がるはず。最近では、沖縄物産展などはもちろん、スパイスの品揃えが豊富なスーパーなどでも見かけるようになりました。コショウを使うのと同じ気軽な感覚で、いろんな料理にピパーツを試してみてくださいね。(TEXT:料理サプリニュース編集部)

おすすめのレシピ

基本のゴーヤチャンプルー

杵島 直美

210kcal / 20分
沖縄の代表的な郷土料理です。ゴーヤの下処理には塩と砂糖を使うのがポイント。豆腐は水切りしたあと、フライパンでじっくり焼き付けることで、余分な水分が抜けて調味料がなじみやすくなります。
ゴーヤと豚肉のピリ辛焼きそば

寺田 真二郎

706kcal / 20分
ゴーヤと豚肉を使ったボリューム満点の焼きそばです。麺はオイスターソースでシンプルに味をつけ、具は甜麺醤と豆板醤で濃厚な味わいに仕上げます。一緒に食べると味にメリハリが出て、おいしく食べられます。

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